

森田: | ライフサイエンス事業部の科学機器部に所属し、耐候性・腐食試験機という製品をメインに扱っています。チームで販促活動をしており、最近はHP上で製品紹介記事を更新するなどさまざまなアプローチで営業をしています。部長である吉川さんには、案件のことをはじめ色々な相談に乗ってもらっています。 |
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吉川: | 相談と雑談、半々くらいだけどね(笑)。彼のチームは特に若手が多く、とてもアグレッシブな雰囲気です。製品紹介ひとつをとっても、いつも前のめりに提案をしてくれます。私では思いつかないようなアイデア・企画を提案してくれるので、驚かされることも多いですよ。 |
森田: | ありがとうございます。こうやって直接褒めていただくとちょっと照れますね(笑)。科学機器部では自分の裁量で営業戦略を考えることができ、試行錯誤しやすい環境です。最近は特に新規ビジネスに注力していることもあり、販促のための新しいアイデアも受け入れてもらいやすいです。 |
吉川: | チームには理系大学院出身のメンバーや、前職で科学機器製品を使っていたメンバーなど、当社が扱う製品のユーザー側を経験した人も在籍しています。個々の経験を販促活動に活かしてほしいと思い、まずはやってみる姿勢を歓迎しています。 |
森田: | 吉川さんはあくまで部長として部全体をマネジメントする立場なので、二人でタッグを組んでプロジェクトを進める機会はあまり多くはないですね。ですが、以前、海外メーカーが主催する代理店会議と呼ばれるイベントに一緒に参加したことはありました。世界各国から30社以上の販売代理店が集まって製品情報を仕入れたり、企業間での交流を深めたりする場です。チームメンバーと吉川さんと一緒にフロリダへ出張しました。 |
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吉川: | 当時、国内にある複数の代理店がその会議を主催しているメーカーと取引していました。当部としても販売に力を入れているメーカーであり、そのことをメーカーにも理解してもらい、関係を強化するために私も参加しました。 |
森田: | イベントは3日間にわたって開かれましたが、毎日分刻みのスケジュールで大変でしたね。聞き逃せない情報の連発でしたし、ランチや夕食では各国の代理店さんとの交流も欠かさず、とても濃い3日間でした。 |
吉川: | 森田くんはどの国の方とも臆せずコミュニケーションを取っていて凄いなと思いましたよ。こういう場が初めての場合、どうしてもアジアの代理店の参加者で固まってしまったりするんですけどね。 |
森田: | なにか一つでも多くこの機会でしか得られない経験をしたい!という気持ちでした。普段の営業活動では国内の情報しか入ってこないため、彼らとのコミュニケーションはビジネスの上でも非常に有意義でした。また、ビジネスの話だけでは心理的な距離は縮まらないと感じていたので、プライベートの話を含めて積極的に話し、気兼ねなく話せる関係づくりを目指しました。 |
吉川: | 限られた時間でチャンスを掴もうとする彼の姿勢には、一緒に行ったメンバーも感心していました。 |
森田: | 帰国後、実際に会議で知り合った代理店さんにお仕事のご相談をする機会も生まれました。とても有意義な会になったと思います。 |
森田: | 若手は特にだと思いますが、前向きな提案をしっかりとサポートしていただける環境だなと感じています。以前、新入社員研修の一環で開かれた事業部説明会を自ら志願して担当したことがありました。 |
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吉川: | 例年、事業部の説明を行うのは事業部長の役割なのですが、その年は彼に話してもらうことにしたんです。なんで志願してくれたんだっけ? |
森田: | 実は私自身、入社した時に科学機器部のことを詳しく知らず、第一志望にしていなかったという背景があります。入社するまでは科学機器を扱う仕事のイメージが湧かなかったのです。新しいメンバーには少しでも具体的に事業部のイメージを掴んでもらい、選択肢を増やしてあげたいと思っていました。 |
吉川: | 当時、彼から提案を受けたときは即決でお願いしました。年次が近い先輩の方が質問しやすいと思いますし、ゼロから事業部の魅力を知っていった彼が話すことに、意味があると思いましたね。 |
森田: | ただ当時、私は海外研修でニューヨークに行っており…。現地時間の夜中にオンラインで参加したのですが、通信環境が安定せず、途中で音声が途切れ途切れになるトラブルもありましたよね(笑) |
吉川: | そうだったね、でもライフサイエンス事業部の説明会では一番多く質問も挙がっていたし、森田くんのメッセージはしっかり届いたんじゃないかな。実際、説明会を聞いて科学機器事業部を志望し、配属になった新入社員もいますよ。 |
森田: | 部署や事業部の垣根をこえてビジネスを生み出すことです。これまでの取引で得られた社内外のつながりを活かして、さまざまな角度からお客様のニーズに応えていきたいですね。 |
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吉川: | 部内には3つのグループがあるのですが、それぞれ異なる市場を担当しており、もっと連携を強化したいと考えています。現在、本店のオフィスではフリーアドレス制を導入しているので、私自身も仕事をする場所を変えたりしながらできるだけメンバー全員と話をするように心がけています。 |
森田: | 他のグループや事業部の方と何気ない会話をする中で、製品の新たな情報や潜在的な顧客需要を知ることも多いです。他の製品との親和性が高いので、意外なところに科学機器製品の需要があったりします。 |
吉川: | そういえば、森田くんはライフサイエンス事業部以外の商材を自分のお客様に紹介することも多いよね。 |
森田: | 私自身、理系出身で、学生時代は生物学の研究をしていました。だからこそ、メーカーで働いている研究者の方にもリスペクトがあります。私の目的は、そうした方々の幅広いニーズに応えることであり、少しでも助けになることです。本当にお客様にとっていいモノを届けるためには、自分の事業部や既存の商材に固執する必要はないと思うんです。 |
吉川: | 今扱っている商材だけがお客様にとってベストとは限らないし、他のメーカーや、社内の別の事業部からヒントを得て提案できるといいよね。事業部としても、どんどん新しいことをやっていきたいから、森田くんや他のメンバーにも新規ビジネスへの挑戦を続けてほしい。失敗してもいい経験になると思っています。 |
森田: | 実は、つい最近も他事業部の展示会に、自分が担当しているお客様をご招待しました。ちょうど興味をお持ちだった製品をその事業部が扱っていたんです。ほかにも、今は担当部署ごとに作成している製品カタログを、他の事業部が扱う製品と一緒に紹介できるものにできないか、といったことも考えています。 |
吉川: | おっ、それいいアイデアだね。今度、部内で提案してみてよ! |
森田: | いいんですか?吉川さんにもぜひサポートしてもらえたら心強いです! |