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  2. 海外駐在経験者座談会

10ヶ国15拠点。世界中へと広がる、
三洋貿易のビジネスフィールド。
現在も営業職のおよそ5人に1人が、
海外拠点で活躍しています。
アメリカ・タイ・ベトナムでの
駐在を経験した社員4名に、
海外駐在での実体験を聞いてみました。

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それぞれの使命をもって、いざ海外へ。

それぞれの
使命をもって、いざ海外へ。

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駐在中のお仕事について
教えてください。

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森田: ベトナムに駐在して、輸入化学品の営業活動をしていました。語学研修生に手を挙げていたのですが、ちょうどベトナムの駐在員を増員する話があり、研修生ではなく最初からマネージャーとして駐在することになりました。
藤本: 私は最初の1年間は研修生でしたが、研修終了後にマネージャーになりました。合成ゴムの輸入、販売が主な仕事です。タイには大手の日系企業さんが多く、一人で50社近くのお客様を担当していました。社長や役員層の方と直接お話しできる機会に恵まれ、貴重な経験でした。
茶木: 研修からそのまま駐在っていう人、けっこう多いよね。私は少し毛色が違って、三洋貿易の仕入れ先である米国現地自動車部品メーカーにコンサルタントとして常駐していました。現地の日系企業とは、ビジネス文化の違いからコミュニケーションがうまくいかず、現地メーカーで辞職者が相次ぐという課題を抱えていたのです。そこで、双方のビジネススタイルを知っている三洋貿易のメンバーとして私が加わって、課題解決を試みる形となりました。
私も茶木さんと同じアメリカに駐在し、ゴム事業部のマネージャーをしていました。主なミッションは、日本独自の特殊な原料をアメリカの大手企業に売り込み、販路を拡大することでした。またエリアとしては高い成長性が見込まれるメキシコも担当していたので、二ヶ月に一度は出張して現地での営業活動もしていました。途中からは現地スタッフを採用しトレーニングを行うことで、メキシコ拠点での営業体制の構築に注力しました。
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ビジネスの難題と向き合い、成長する。

ビジネスの難題と
向き合い、成長する。

現地で、いちばん苦労した
経験はなんですか?

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茶木: 文化の違いにはとても苦戦しました。日本のビジネスにみられるような長期的な視点をもって関係性を築くやり方に対して、現地メーカーは短期的な目線で判断する傾向が強かったんです。日系企業とのやりとりを円滑にするというミッションがあったので、この点は何度も現地メーカー内で方針転換を促していました。
森田: 現地スタッフと一から信頼関係を築いていくのは大変ですよね。私の場合は年上のスタッフが多く、さらに日本人は社長と自分しかいない環境で、マネージャーを務めることになりました。当初は自分が周りを引っ張っていこうとしましたが、商習慣や言葉の壁もあり、なかなかうまくいきませんでした。途中からやり方を変え、スタッフを前面に出し、自らは後方支援をする形に変えたことで少しずつ実績ができ、お互いの信頼関係を築いて行く事ができながらビジネスを拡大させることができました。
藤本: タイでの駐在も似ていて、年齢や性別といったところが壁となって、はじめはスタッフと打ち解け合うのが難しかったです。日本と違って飲み会の文化があまりないので、なかなかきっかけを見出せず…。なんとかしてスタッフと距離を縮めたいと考え、最終的には独学でタイ語を勉強して会話をしていました。
藤本さんは、駐在員のなかでいちばんタイ語がうまいって噂ですよね!私も言語の壁は感じていました。特に、日本語でも難しい技術的な知識や専門用語を、メーカーと化学大手企業の間で英語と日本語に通訳するのは本当に大変でした。だからこそ、お客さまとの打ち合わせ前は、事前準備や製品理解をしっかり行って、何度も復習をして臨んでいました。
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現地でしか、得られない体験。

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駐在してよかったと
思った瞬間はありましたか?

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藤本: プライベートでの活動がきっかけで取引が誕生したことです。日本人会と呼ばれる駐在員が集まるコミュニティでバスケットボール部に所属していたのですが、そこで偶然スポーツ製品のメーカーさんと知り合いになりました。何かチャンスがあるかもと思い、アプローチをして、結果的にある製品向けに原材料を提供することが決まりました。帰国後も、その製品に「タイ製」と書かれているのを見ると誇らしくなりますね。
原料を扱っていると、どうしても企業向け製品のメーカーとの取引が多くなるから、一般消費者向けの製品に携われる面白さ、わかります。私もアパレル製品に使われるビーガンレザーを開発するスタートアップへ原料を売り込んでいたのですが、実際に新規採用が決まったときは本当に嬉しかったですね。そういえば茶木さんは、現地での昇進もあったと聞きました。
茶木: そうなんです。自分が周りに認められた瞬間は何より嬉しかったですね。はじめは、駐在員としてやってきた私に対して、現地メーカーの皆さんが半信半疑の部分もあったかと思います。しかし、あるとき営業部長との面談中に組織表をみせられて、自分が現地メーカーの中で課長に昇進していることを知ったんです。これまでやってきたことが間違っていなかったんだ、と安心した瞬間でしたね。
森田: 形に残る成果が生まれたときは、嬉しいですよね。私も、自分がマネジメントしていた現地のスタッフがはじめて新規取引を獲得した時のことは、今でもよく覚えています。

世界への挑戦を、後押ししてくれる環境。

世界への挑戦を、
後押ししてくれる環境。

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三洋貿易の海外駐在には、
どんな特徴がありますか?

茶木: 以前に比べ、若手のうちから海外駐在に挑戦する社員が増えてきました。以前は、営業経験を積んだ中堅社員が現地にマネージャーとして赴任していた印象ですが、今では30代半ばで海外現地法人の社長に就任しているケースもあります。
たしかに私は駐在当時、最年少で現地法人のマネージャーと言われていたと思いますが、翌年から次々に記録が更新されていきましたね(笑)
森田: また私たちが駐在していたときから、会社のサポート体制も改善されてきました。結婚や出産・子育て、さらには引っ越しやマイカーの保有など、さまざまなライフステージに合わせた支援をしてくれます。
茶木: 実際に私は、会社のサポートがあったからこそ駐在先のアメリカで出産・子育てをすることができました。どのタイミングで駐在が決まっても、安心して赴任できると思いますね。
藤本: あと、ほとんどの現地法人は各国の都心部にあるので、生活もしやすいですよね。特に住居については安心して暮らせる物件を確保してくれるので、現地での仕事にも集中して臨むことができました。
大きなトラブルなく駐在期間を過ごせたからこそ、帰国後にもときどき現地を訪れたくなります。家族旅行でかつての駐在先に行ってきたなんて話もよく聞きますよね。
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